声のズレ(遅延)の原因はUSB
PS4やPS5でカラオケをしたことがある人は、カラオケ専門店とは違い、自分の声が遅延してしまう現象に悩まされることがあると思います。
声のズレ(遅延)の原因は、USBによるアナログ信号とデジタル信号の変換です。
USBマイクを使う場合、私達の声はUSBマイクを通じてアナログ信号からデジタル信号に変換されてゲーム機で処理されます。
その後、デジタル信号はアナログ信号に変換されて、スピーカーやヘッドフォンで音声を聞くことが出来ます。
つまり、アナログ→【変換】→デジタル→【変換】→アナログとなるので、2回も変換処理をしているのです。
変換処理の回数が多ければ多いほど、声のズレ(遅延)が大きくなります。
解決方法は自分の声を変換せずに聞くこと
声のズレを解消する方法は、マイクに入力した声をそのままスピーカーやヘッドフォンで聞くことです。
ただし、カラオケの場合はBGMも聞く必要があります。
一番シンプルな方法は、ミキサー(音を混ぜる機械)を使う方法です。
実はこの記事を書く前に他のサイトを参考にして、カラオケ用の機器を揃えたのですが、雑音が酷く、すぐ潰れました。
今回は、長く使えて、下記の事項を満たす製品があるか探しました。
- マイクに入力した自分の声をそのまま聞けること
- PS4、PS5にUSBでオーディオインターフェイスとして認識されること
- カラオケのBGMと自分の声を混ぜて聞けること
- 音質が良いこと
【Behringer XENYX 302USB】
良い感じの製品を見つけました。ただし、人気のため品薄状態が続いているようです。
執筆時点では定期的にAmazonが在庫を確保しているみたいですね。
評価も高いので、定価であれば検討してみてもいいと思います。
今回は程度の良い中古を5000円ほどで購入してみました。
オーディオインターフェイス
マイク
ヘッドフォン
接続方法
びっくりするほど簡単です。
マイクを右上の端子に挿す。
コンデンサーマイクの場合は左上。
ヘッドフォンかスピーカーをその下の端子に挿す。
付属のUSBケーブルでPS4、PS5に接続する。
接続はこれだけです。
設定や使用する時の注意点
カラオケアプリ(DAMやJOYSOUND)のマイク設定は音量を0にして下さい。※遅延した声が聞こえてしまいます。
ゲーム機のサウンド設定は、入力機器と出力機器を【USBヘッドセット(USB Audio CODEC)】にして下さい。
エコーはありませんので、必要な方はエフェクターを導入して下さい。マイクプラグの変換端子も必要な場合があります。
エコーエフェクター
マイクプラグ変換端子
各種ボタンの説明
赤マル マイクのGAIN (音量)
黄色マル マイクの感度
青マル カラオケBGMの音量
緑マル ヘッドフォン、スピーカーの音量
紫マル カラオケで使用する場合は全て押し込んだ状態でokです。